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酒メモ

日本酒、ワインなど、美味しいと思ったものと、観た映画などをメモ。

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ストーカー

http://www.imageforum.co.jp/tarkovsky/stk.html
 СТАЛКЕР / STALKER 
     






1981年、日本公開時のチラシ
  [スタッフ]
脚本:アルカージー・ストルガツキー、ボリス・ストルガツキー/撮影:アレクサンドル・クニャジンスキー/音楽:エドゥアルド・アルテミエフ/美術:アンドレイ・タルコフスキー/詩:フョードル・チュッチェフ、アルセニー・タルコフスキー

[キャスト]
ストーカー:アレクサンドル・カイダノフスキー、ストーカーの妻:アリーサ・フレインドリフ、作家:アナトリー・ソロニーツィン、教授:ニコライ・グリニコ

1979年/モスフィルム製作/長編劇映画/35mm/スタンダード/カラー/163分
1980年 ダヴィド・ドナテロ賞:ルキノ・ヴィスコンティ賞
配給:ロシア映画社/日本公開:1981年

[解説]
『ス トーカー』は、SF映画を語るうえで避けることのできない『惑星ソラリス』のアンドレイ・タルコフスキー監督2本目のSF大作である。原作は、ロシアSF 界の第一人者であり、スタニスワフ・レムと共に旧共産圏SFの代表的作家、アルカージーとボリスのストルガツキー兄弟(邦訳に「神様はつらい」「収容所惑 星」ほか)の「路傍のピクニック」。脚本も原作者自らの書き下ろしである。

『惑 星ソラリス』でも、タルコフスキー監督の関心の的は理性ある海を持つ謎の惑星ソラリスの実体そのものにはなく、むしろ宇宙征服に挑む人間の内面に向けられ ていたが、『ストーカー』でもそうした監督の態度に変りはない。そして、ここでもタルコフスキーは、 雨、水、火等、彼独特の映像言語を駆使し、極端に少ないカット数(『惑星ソラリス』の約半分)で、この地上に忽然と現出した不可解な ゾーンに──それは宇宙人の痕跡か、隕石の落下かわからないのだが──禁を犯して踏みこむ3人の男たちを通して、現代の苦悩と未 来の希望を探り、現代人の生き方を問いかける。

主役の3人 は、タルコフスキー組ともいうべ きアナトリー・ソロニーツィン(『アンドレイ・ルブリョフ』以後全作品に出演)、ニコライ・グリニコ(『僕の村は戦場だった』以後全作品に出演)に加え、 タルコフスキー作品には初めのアレクサンドル・カイダノフス キーが演じる。音楽は、エドゥアルド・アルテミエフが、タルコフスキー作品では『惑星ソラリス』、『鏡』に引き続いて担当し、ベー トーヴェンの“歓喜の歌“で、ラストの衝撃的なシーンを盛り上げている。

なお、『ストーカー』は、監督自らが美術を担当しているほか、前作『鏡』と同様に、父親 アルセニー・タルコフスキーや、19世紀ロシア象徴派詩人フョードル・チュッチェフの詩が度々挿入されている。

[ストーリー]
隕 石の落下か? それとも宇宙人の来訪か? 何が起ったのかわ、からないがある小国にゾーンと呼ばれる不可思議な地域があった。そこにはただちに軍隊が派遣されたが、兵士は一人として帰還しなかっ た。ゾーンには鉄条 網が張られ、警戒厳重な警備隊がゾーンを守っていた。だが、このゾーン内には、人間の一番切実な望みをかなえる「部屋」があるといわれていた。そこで、禁 を犯してゾーンに侵入しようとする者たちが現われる。彼らを「部屋」まで案内する者はストーカー(密猟者)と呼ばれた。

こ の日も、ストーカーは妻が引きとめるのを振り切って、ゾーンヘと出発する。待ちあ わせ場所のバーには二人の客がいた。「現代社会は法則づくめで退屈だ。ゾーンには、何かインスピレーションを取り戻すものがあるんじゃないか」と云う作家 と、口数の少ない物 理学者の教授……。

かれらはゾーンの境 界地帯にいる警備兵の銃火をかいくぐり、軌道車に乗ってゾーンへ侵入する。ゾーンはかっての文明の根幹、発電所の跡のようだが、いまでは緑がうっそう と茂る廃嘘でもある。そしてそこには、この地の秘密を暴くべく派遣された軍隊の戦車の残骸や、人間の骸が雨露にさらされたままだ。

ス トーカーは、ゾーンは「言わば複雑な罠で、その罠にかかれば命がない」と語り、白布を結びつけたナットを投げては「部屋」へ行く道順を決めていく。ストー カーの忠告を聞かずに前進しようとした作家も、何者が発したかわからない「止まれ、動くな!」という声に怯え、たちこめてきた霧に行手を阻まれる。ゾーン では周囲の風景も、自然も刻一刻と変化するのだ。風が吹き、大地が揺らぎ、そして帰路も同じコースをたどっては戻れない……

か れらは、水が滝の如く流れ落ちる「乾燥室」という皮肉な名を持つトンネルを通り、何人もの生命を奪った「肉挽き機」と呼ばれ る非常に危険で恐ろしい管(バイプ)をくぐりぬけ、深い井戸をもつ、波紋が連なる砂丘の部屋を通過し、ついに「部屋」の入口にたどりつく。「部屋」を眼前 にして、三人とも無事にここ にたどりついたことを喜ぶストーカー。がこの時、教授は、かって友人と共に製造した爆弾をリュックから取り出す………。かれは、人間が胸に秘めている最も 大切な夢をかなえるというゾーン内の「部屋」が、犯罪者に利用され、人類が不幸に襲われるかもしれないという危倶を抱いていたから、「部屋」を爆破するこ とを目的にゾーンに来ていたのだ。ゾーンを唯一の心の支えに生きていたストーカーは、必死で爆弾をとりあげようとする。

一 方、自らの才能や名声に倦んで、ゾーンに新たな希望を托してやってきたはずの作家は、やがてゾーンを神聖視するストーカーの態度に疑問を感じ始めていた。 そして、かれは全人類のための愛といったような、教授の言動を一笑するが、同時にまた、ゾーンこそ偽善にすぎないとストーカーをなじる。教授は、「部屋」 を爆破するのをあきらめ、爆弾を解体する。そしてやがて、三人は「部屋」の敷居をまたぐこともせず、ただ黙して坐り込 む…… はたして「部屋」とはなんだったろうか。

──かれらは揃ってバーに戻って来た。そこでは妻が、足の動けない娘とともに、スト ーカーを待っていた。

わが家に帰って、ストーカーは「あんな作家や学者ども、何がインテリだ!………骨折り損だった」と絶望的に叫ぶ。「少し眠ったほうがいいわ」とやさしくいたわり続ける妻。

そして、ストーカーの妻の独白がつづく、「母はいいました。"ストーカーは、呪われた永遠の囚人なのよ。ろくな子供は生れない"って。……でも好きになったんだから仕方ありません。……私たちって、そういう運命だったんです。」

アンドレイ・ルブリョフ

タルコフスキー祭 イメージフォーラム

 АНДРЕЙ РУБЛЕВ / ANDREI RUBLYOV

     

1977年、日本公開時のチラシ

  [スタッフ]
脚本:アンドレイ・タルコフスキー、アンドレイ・ミハルコフ=コンチャロフスキー/撮影:ワジーム・ユーソフ/音楽:ヴャチェスラフ・オフチンニコフ/美術:エフゲニー・チャルニャーエフ

[キャスト]
アンドレイ・ルブリョフ:アナトーリー・ソロニーツィン、キリール:イワン・ラピコフ、ダニール:ニコライ・グリニコ、フェオファン:ニコライ・セルゲエフ、ボリースカ:ニコライ・ブルリャーエフ、白痴の女:イルマ・フウシュ

1967年/モスフィルム製作/長編劇映画/35mm /シネマスコープ/パートカラー/2部作/182分
1969年 カンヌ国際映画祭批評家連盟賞
配給:ロシア映画社/日本公開:1977年

[解説]
ロシア最高のイコン(聖像画)画家と呼ばれながら、その生涯についてほとんど記録が残っていない、美術史上に不世出の天才画家と言われるアンドレイ・ルブリョフ(1360?一1430?)を描く大作。
300年にわたって異民族タタールの侵攻に脅やかされ続けてきた15世紀初頭のロシア。貴族は不毛の内乱に明け暮れ、民衆は飢えと疫病に苦しんでいた。この激動の時代に名作「三位一体」がいかにして生まれたのか?

映画はこの偉大な芸術家を主人公にすえ、15世紀ロシアの社会と人々の広範なパノラマを展開し、時代のさまざまな状況との関わりのなかで苦悩する芸術家の内面を浮き彫りにしていく。

アンドレイ・タルコフスキーとアンドレイ・ミハルコフ=コンチャロフスキーは大胆自由にシナリオを構成、プロローグとエピローグを含む10のエピソードを重層的に積みあげて、時代と人間、社会と民衆といった巨視的なテーマで歴史の真実に迫ろうとする。
ウラジーミル、スズダリ、ノヴゴロド他の古都にロケした美しい映像も見逃せない。

この映画に自ら出演を申し出たというアナトーリー・ソロニーツィンは迫真の演技で、一躍、個性派スターの名を馳せた。

なお、この映画は歴史の解釈をめぐって論議を呼び公開が5年間棚上げされた。

[ストーリー]
1400年、降りしきる雨の田舎道を急ぐアンドレイとキリールとダニールの3人の僧侶はモスクワのアンドロニコフ修道院で、信仰と絵画の修行を積んだ仲である。彼らは道中、旅芸人が権力を風刺して捕えられるのを目撃して圧制下の民衆の生活を思い知らされる。

1405 年、キリールは旅すがら出合ったビザンチンの名匠フェオファンが、モスクワでの新しい仕事に同輩のアンドレイを抜擢したことを知り、自分より画才が優るア ンドレイヘの嫉妬心から俗界へ下った。モスクワでの仕事が始まってのちも、アンドレイの苦悩はいよいよ深まる。貴族の血なぐさい内紛、タタールの来襲、芸 術家の両眼をつぶしてしまうような大公の残虐な仕打ち、夜の河辺で全裸で踊りふける異教徒の猥雑な騒ぎなど、ロシアの混沌を目のあたりにして、アンドレイ の苦悩は深まるばかりだった。そしてタタールの襲撃から白痴の少女を救おうとして一人の男を殺してしまったアンドレイは罪の深さに絵筆を捨てて厳しい修行 生活に戻る。

1423年、教会のために巨大な鐘の鋳造が行わ れている。この時、鐘作りの名匠の父親は既に亡かったが、父から鋳造の秘伝を教わったと偽って鐘づくりに凄じい情熱を賭ける若い職人ボリースカの姿があっ た。彼と民衆の情熱が鐘を完成させるのを見て、アンドレイは再び民衆への信頼と愛をとり戻す。偉大な画家への一歩はこの時始まったのである。


http://www.imageforum.co.jp/tarkovsky/andr.html


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アンドレイ・ルブリョフ
(ロシア語:Андре́й Рублёвアンドリェーイ・ルブリョーフラテン文字表記の例:Andrei Rublev1360年頃 - 1430年)はロシアの修道士、15世紀ロシア、モスクワ派(ルブリョフ派)における最も重要な聖像画家(イコン画家)のひとりである。正教会では聖人とされ、記憶日は二つある(ユリウス暦7月4日1月29日、グレゴリオ暦換算:7月17日2月11日)。

師にフェオファン・グレクが居る。

1405年修道士となりアンドレイの名を用いるようになった彼の作品のうち、もっとも重要なものは、創世記17章に材を取った『至聖三者』(聖三位一体)のイコンである(114cm×112cm、板、テンペラ)。 アブラハムの許を3人の天使が訪れたという旧約の記述は、古くから正教会では「旧約における至聖三者の顕現の一つ」として捉えられ、アブラハムとサラに よってもてなされる3人の天使の情景はイコンにも描かれてきたのであるが、3人の天使の情景のみが取り出されて描かれているのがこのイコンの新しい特徴で ある。

この作品はもともと知人である修道士の瞑想のために書かれたものであったが、後に(1511年頃?)ロシア正教会は教会会議でルブリョフの図像を、三位一体の唯一正当な聖像として認めるようになった。正教会に属さないカトリックでもルブリョフの『至聖三者』を用いることがある。

『至聖三者』は1904年ごろ再発見、修復された。

彼の様式に倣った聖像画家の一派をルブリョフ派と呼ぶ。

彼を題材とした映画『アンドレイ・ルブリョフ』(1967年、監督:アンドレイ・タルコフスキー)は1969年カンヌ国際映画祭の国際批評家賞を受賞している。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%AB%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%A7%E3%83%95

バフマン・ゴバディ

バフマン・ゴバディ
Bahman Ghobadi
2006年のサン・セバスティアン国際映画祭にて
2006年のサン・セバスティアン国際映画祭にて
生年月日 1969年2月1日(41歳)
出生地 Baneh
国籍 Flag of Iran.svg イラン

バフマン・ゴバディ(Bahman Ghobadi、1969年2月1日 - )はクルド人の俳優・映画監督・脚本家。イラン出身。

略歴

イランの大学で映画製作を学び、卒業後は写真家となる。その後8mmで短編映画を製作するようになる。アッバス・キアロスタミ作品の『風が吹くまま』に助監督・俳優として参加。

2000年に『酔っぱらった馬の時間』で映画監督としてデビュー。この作品でカンヌ国際映画祭カメラ・ドール等を受賞。2004年の『亀も空を飛ぶ』ではシカゴ国際映画祭ベルリン国際映画祭などにおいて多くの賞を獲得している。

婚約者はジャーナリストロクサナ・サベリ。バフマンは、ロクサナが2009年にイラン国内でスパイ容疑で拘束された際、彼女と婚約していることを明かすとともにメディアに向けて無実を訴えた[1]

主な監督作品

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