日本酒、ワインなど、美味しいと思ったものと、観た映画などをメモ。
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人の意欲を引き出すために「外部から与える刺激」のことです。
イ ンセンティブ(incentive)は「人の意欲を引き出すために、外部から与える刺激」のことです。例えばプロスポーツチームと選手が、成績による出来 高制で契約を行う場合、「出来高の仕組みを選手に与えること」をインセンティブ(=動機付け)と呼びます。また出来高そのものをインセンティブ(=報奨) と呼ぶ場合や、まれにですが、そのようにして引き出される意欲をインセンティブ(=意欲)と呼ぶ場合もあります。
なお「意欲を引き出す動機」を表す同義語にモチベーション(motivation)がありますが、こちらは自発的動機付け(=彼女にモテたいなど)も含んだ概念であることに注意してください。インセンティブは「外部から与える」動機付けを表す言葉です。
広 い分野でこの用語が用いられます。例えばマーケティングの分野では、販売促進手法の一環として見本品配布・プレゼント・キャンペーンなどが実施されます が、このような“消費者に対する刺激”がインセンティブ(または消費者インセンティブ)と呼ばれます。また経営の分野では、社員のやる気を引き出すための 仕組み(報奨制度など)がインセンティブと呼ばれます。つまりは、社会性を持つあらゆる分野において、インセンティブの語が用いられるわけです。
最 近この語が頻出するようになった背景には、日本の企業社会が「年功序列型から、成果主義型へ変化していること」が関係している可能性があります。この変化 によって、企業によるインセンティブ(=報奨的仕組み)提供の機会が増えているのです。例えば、会社への貢献度が高い従業員に、報奨として自社株の購入を 認める「ストックオプション制度」(国内では1997年に解禁、2002年に規制緩和)も、インセンティブ制度の好例でしょう。
カ タカナ語として用いられているインセンティブには、大きく分けただけでも(1)外部的動機付け(2)そのための仕組み(3)得られる意欲、という三つの意 味があります。従って言い換えには注意が必要です。このうち(1)は「動機付け・誘因」などの言い換え方法があります。また(2)は「報奨・報奨的な仕組 み」などの言い換えがあるほか、より具体的に「報奨金・奨励金・景品・優遇措置」などの語をあてる方法があります。(3)は「意欲」の語をあてるのが良い でしょう。なお国立国語研究所では(1)の意味として「意欲刺激」という造語を提案しています。
ご褒美旅行企業が社員のやる気を引き出すために実施する“報奨旅行”のことをインセンティブツアー(インセンティブ旅行)と呼びます。
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